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僕が精通を迎えたのは〇学〇年の夏

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“僕が精通を迎えたのは〇学〇年の夏です。

2歳年下の近所に住む友達のの手の中で精通を迎えました。

マサルとは幼馴染でお風呂も一緒に入る仲で、

いつの間にかチンチンを触りあって遊ぶようにもなってました。

お互いに勃起まではしてましたけど、ただ触ると気持ちいいと思うくらいでした。

そんな夏休みにマサルと川で遊んでいて、僕は急におしっこがしたくなったんです。

周りには物陰もなく急いで草むらに走りましたが、間に合わず、おもらしをしてしまいました。

呆然と立っている私のところにマサルはやってきて声をかけてくれました。

「ワタルくんどうしたの?」

「・・・。」

僕は視線を下腹部に移しました。

するとマサルも視線を移して・・。

「もれちゃったの?」

「うん・・。」

僕は恥ずかしくて仕方ありませんでした。するとマサルは、

「早くパンツを脱いで。僕のパンツ貸すから。」と言うのです。

つまり、僕のパンツを川で洗って乾かしてそれまでの間、僕はマサルのパンツをはいて、

マサルは半ズボンで過ごそうという考えでした。

「うん、それじゃ・・。」

僕がそういうとマサルは「じゃあ脱がせるよ。」と言って僕の前にしゃがみこみ、

半ズボンに手をかけいっきにズボンとブリーフを脱がせました。

普段はお互いのチンチンを見慣れているので何されても興奮しなかったけど、

誰かが見てるかもしれない外でいきなり脱がされて、

驚きと同時に何かムラムラしてきて、勃起しちゃいました。

「あれっ。ワタルくんおっきくなってるよ。」

マサルはいつものように僕のチンチンを触り始めたんです。

「ワタルくんのチンチン硬いんだね。」

とか「ピクンピクンってしてるよ。

」とかマサルは指先で触ったりしています。

僕は恥ずかしいのと興奮とで頭が真っ白になり、急に尿意みたいなものを催しました。

「あっ、マサルちゃん、まだおしっこ出る!」

僕がそう言ったとたん、マサルはとっさに僕のチンチンの先っぽを両手で

押さえおしっこがあふれないようにしました。

でも、出たのは白くてネバネバした液体でした。

マサルは手の中にある液体を見て不安そうな顔をしています。

「何これ?変なにおいもする。」

僕はこれが友達に聞いていた射精のことか、と思い出しました。

「ねえ、マサルちゃん。これって精子っていうんだよ。」

「ふーん。」

「これが出ると大人の仲間入りだって友達から聞いたよ。」

「ふーん。」

マサルはまだ手のひらの上にある僕の精液を眺めたり匂いをかいでます。

「ねえ、マサルちゃんも出るかな?やってみようか?」

僕はちょっといたずらしたくなりました。

「僕まだ〇年生だから・・。」

「やってみなきゃわからないよ。」

僕はそういって彼の半ズボンの上からマサルのチンチンを握りました。

しばらく適当に触っているとマサルのチンチンも小さいながら勃起したんですが、

20分くらい触っても精子は出ませんでした。

「僕も精子出るようになるかな。」

僕のパンツとズボンが乾いて、川から帰るときのマサルの言葉が印象的でした。

「ゆーたぁ!」

帰りの会が終わって、校庭に出たところ。

仲良しの和也が後ろのほうから走ってきた。

僕に追いつくと、息を整えて、なあなあ、と言った。

「今日さ、川向こうの緑地に遊びに行かない?」

「緑地行くの?」

和也と僕は同じ団地の幼馴染で、いつもは団地の真ん中の公園とか、

学校の西の公園とかに遊びに行く。

緑地までは少し距離があるせいでなかなか行かないんだ。

「そう!」

オウム返しに訊いた僕に、和也はウキウキで答える。

「クラスのやつらと野球やろうって話になってさ。早く行って河川敷とればみんなでできるし」

そういうことね、とアイヅチを打つ僕に、彼は「来るよな来るよな」とまくし立てる。

「うん、モチロン行くよ」

「よっしゃ! じゃあ――家帰ったらすぐな!!」

という感じで、ダッシュで団地に帰り、それこそトンボのように家に入ってすぐ出て、

僕は自転車にまたがったバットがボールを打つ、乾いた音が響く。

あの後すぐに、和也と、他の友達――10人いないくらいかな――とも合流して、野球を始めた。

人数は少ないけど、だらだらやってるとけっこう楽しい。

何回か交代してるうちに、トイレに行きたくなった。

河川敷のあたりにはなさそうなんだけど…。

「あー、ションベン行きたいかも」

そう言ってみると、和也のクラスメイトの一人が、

「緑地に入って中のほうまでいかないとないんじゃないっけ?」と情報をくれた。

でもその後「駐車場のほうにないっけ?」って話になって、

駐車場は遠い、ってことで、「立ちションでいいじゃん」と和也が言った。

「いや」

僕が手を横に振る。

「僕、立ちションできるキャラじゃないし」

結論、いかなくていいや。

――とは言ったものの、時間がたつと辛くなってくる。

それを我慢するために、セカンドでは飛び跳ね、

バッター待ちでは立ったりしゃがんだりを繰り返し、

外野では不必要に歩き回ったりを繰り返した。

「……大丈夫?」

「う、うん、全然」

和也がボソっと訊いてきたのに、僕はさらりと答えた。

けっこう後で知ったんだけど、人間、尿意はしたときには

もうおしっこがけっこう溜まっているらしいのだ。

我慢の限界量なんてすぐに忘れたけど。

となると、どんどん中身のたまっていく下腹部は重くなるばっかりで、

ああもうダメかも、と思う時があったり、急におさまったりを繰り返した。

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「ゆーた、走れ走れ!」

和也が叫ぶ。

野球はそこそこ得意なほうだから、ヒットもけっこう出せる。

けど、この時ばっかりは打ったら打ったで走るのが辛かった。

なんだかんだで5時をまわって、日が長くなってきたとはいえ、

太陽が橋を越えて川の中に入ってしまった。

「ケンゴ、もう帰るー?」

和也がからだの大きい一人に聞く。

と、もうちょいー、と帰ってきた。

こっちは我慢の限界が近いというのに!と、僕の横にいたヒデくんが、

「今日早めに帰らんといかんのだった!」と叫んだせいで、

むしろそのおかげで、今日の所は解散になった。

収集がついたときに「よかった……」と言ってしまったのは内緒で。

よかったはよかったでも、解散のときすでに限界を超えようとしていた。

緑地から帰るときは、和也の家のある棟が近い。

そして僕の棟はそこから反対側にあるのだ。

別れるまでは極力普通にふるまうように、がんばって自転車をこぐ。

時々こぐほうに集中しちゃってちんこの方の力が緩んで、何回も焦った。

「じゃあ、また明日な」

「うん、またね」

とバイバイをして、和也がA棟に入ってから、自分の家に向かう。

薄暗くなった団地を、ひとりのろのろ帰る。

もう誰もみてない……はずだから、ちょっとちんこをつまんだりしながら、

ちょっとずつ進んでいく。

股間を押さえたままでよたよた走り、やっとB棟についたころには、

立ちションはダメなんていう親からのしつけでできたポリシーなんて、

と思ってしまうほどだった。

駐輪場に自転車を止めて、カギをかけて、しばらくまたがったまま。

我慢しすぎでふくらんできたあそこを、ぎゅっと握る。

やばい、やばいやばい……と、おさまった。

すばやく自転車から降りて、ペダルに足をとられながら駐輪所を出る。

B棟の入り口までダッシュ――と、ここで僕は人生で初めて、冷や汗というものを自覚した。

ここまで来るのに時間をかけすぎて、ロックフリーの時間が終わっていたのだ。

この団地の棟の入り口は全部オートロックがついていて、

お客はインターホンで開けてもらわないと入れなくて、住人が入るときは、

解除キーを入れるようになってる。

でも、人の出入りの激しい5時から6時の間はロックが解除されてる。

いつもはその時間に入るからすぐ開くんだけど、その時間を過ぎてしまっていて、解除するひと手間がかかるのだ。

「うっそ……えっと、えっと、469……間違えた」

急いでボタンを押したいのに、焦って手元が狂う。

違う、なんで7とか押すんだ、違う……というなんともアホらしいことをマジになって繰り返す。

これっきりであろう、苦労して解除キーをちゃんと入力した。

よし――と思って『開錠』のボタンを押そうとしたとき、なぜかお腹に力が入ってしまった。

ちんこの中を、いつもの液体が流れていく感触。

ズボンとパンツと、その下の肌が濡れて重くなっていく感触。

今度は力が抜けてしまって、出て行くのが止まらない。

なんか情けない声が出た気もするけど、周りに誰もいなくて本当によかった。

たぶん――確認したくないからあえてたぶん――足を伝って靴下も靴もビショビショだと思う。

ぜんぶ出きってしまうまで、僕は開錠ボタンを押した姿勢のまま立ちっぱなしだった。

それでも僕の指はボタンを押していて、ドアのカギが開く音が聞こえた。

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